京都薬科大学の次期学長に現副学長の後藤直正氏が就任する。任期は2016年4月1日から20年3月末までの4年間。乾賢一学長は任期満了に伴い来春に退任する。
後藤氏は1952年生まれの63歳。76年に京都薬大を卒業後、78年に同大学院薬学研究科修士課程を修了し、京都薬大助手になった。89年には薬学博士の学位を取得。92年に講師、97年に助教授、04年に教授に就任するなど、一貫して京都薬大でキャリアを築いてきた。
学内では10年から副学長、同年に理事、13年に常任理事に就任している。
専門分野は微生物学、感染制御学。細菌における抗菌薬耐性機構に関する研究、細菌の多剤耐性化をもたらす異物排出システムの分子生物学的研究など、様々な研究業績を残してきた。関連学会の理事や評議員なども務めている。