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◆従来の医療費控除の特例で、「セルフメディケーション税制」（SM税制）が来年の1月1日からスタートする。これに伴い、アンテリオはSM税制の認知・利用意向に関する生活者調査を実施し、その結果をこのほど公表した
◆それによるとSM税制の認知は25％とまだ低い状況だったが、利用意向は50％と比較的高かった。特に、医療費控除を知っている人や医療費控除の申告経験者ではSM税制の利用意向が高いことが明らかになった
◆一方、SM税制の利用意向がない人は、その理由として「申告の手続きがよく分からない」（50％）、「対象のOTCを1万2000円以上購入しない」（32％）、「申告するのが面倒」（23％）などを挙げている
◆セルフメディケーション意識の喚起につながることが期待されるSM税制を活用してもらうためには、まずは生活者の認知を向上させていくことが必要不可欠だろう。さらには申告手順等を分かりやすく示すことなどで、利用意向拡大につながっていくと思う。関係者の取り組みに注目したい。