東京理科大学は、2025年4月に薬学部と薬学研究科を東京の葛飾キャンパスに移転すると発表した。学外との連携を強化し、高度な薬学教育と先進的な研究を実施するとしており、1000人が千葉県の野田キャンパスから葛飾キャンパスに移る予定。
東京理科大は、薬学部の移転だけでなく、葛飾キャンパスを新技術、新産業創造の拠点として発展させるために基礎工学部も改組。新学科の開設を計画している。具体的には、基礎工学部の学部名を変更し、理学部第1部応用物理学科を物理工学科(仮称)に改組、統合するほか、5年後の23年4月に440人の「機能デザイン工学科」を新設し、5学科体制とする。
改組後の基礎工学部は、1年次の長万部キャンパスの全寮制教育を解消し、葛飾キャンパスで4年間の一貫教育を行うこととしている。長万部キャンパスは国際化教育の場としての活用に向け検討を進める。