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【厚労省】リピトールで肝炎の疑い‐安全性情報で注意を喚起

2006年08月01日 (火)

 厚生労働省は、「医薬品・医療機器等安全性情報」(第226号)で、高脂血症治療薬アトルバスタチンカルシウム水和物(リピトール=ファイザー)を服用した患者4人が、過去3年間に副作用の疑いのある劇症肝炎を発症して死亡したことを報告し、医療関係者に注意を喚起した。

 医薬食品局安全対策課によると、2003年4月1日から06年4月26日までの直近約3年間に、リピトールの副作用が疑われる劇症肝炎や肝炎を発症した患者は12例に及び、うち4人が死亡していたという。

 いずれの症例もリピートルだけが原因とは言い切れないものの、他の薬剤に準じて安全性情報に掲載し、注意を促すことにしたもの。リピトールは00年に発売が開始され、年間の使用患者数は210万人、売上高は915億円と推計されている。

 また、今回の安全性情報では、牛車腎気丸(ツムラ牛車腎気丸=ツムラ)も取り上げている。03年4月1日006年4月11日までの約3年間に、死亡例はないものの、間質性肺炎が1例報告されたことから、重大な副作用に追記した。発売開始は1986年で、年間の推計使用患者数は17万人、売上高は約30億円である。



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