
バイエル薬品は、9月1日付で新社長に独バイエルのファーマ・トランスフォーメーション責任者であるフリオ・トリアナ氏が就任すると発表した。
トリアナ氏は、コンサルティング会社勤務を経て、2002年に独バイエルに入社。中南米や米国、ヨーロッパなど各地域の事業で責任者を歴任し、国際財務やオペレーション管理の分野で豊富な経験を持つ。
09年以降、独バイエルの医療用医薬品部門の各責任者を歴任し、16年1月に最高財務責任者、20年12月から同トランスフォーメーション責任者を務めている。
トリアナ氏はコロンビア・ボゴタ生まれ。米ヒューストン大学で生物学と化学を専攻し、スペインのアントニオ・デ・ネブリハ大学で経営学修士号を取得した。
ハイケ・プリンツ社長は10月1日付で独バイエルの医療用医薬品部門ヨーロッパ・中東・アフリカ代表に就任する。17年の社長就任以降、日本国内で経口抗凝固薬「イグザレルト」やVEGF阻害薬「アイリーア」の販売を拡大し、循環器領域や眼科領域の事業の成長に貢献した。