日本製薬工業協会は15日の常任理事会で、常務理事の田中徳雄氏が定年退職により30日付で退任するのに伴い、後任に中外製薬出身の石田佳之理事長付部長を選任した。
退任する田中氏は武田薬品出身で、横浜支店長などを務め2013年から現職。あるべきMR活動に向けてMRの地位向上に尽力した。19年からはMR認定センターの非常勤の専務理事も務め、事業構造改革に取り組み、今年3月に退任していた。
後任として常務理事に就く石田氏は、1988年に慶應義塾大学商学部を卒業後、同年4月に中外製薬に入社。その後、2017年4月からマーケティング企画部長、18年4月から営業本部副本部長を務め、22年7月から日本製薬工業協会理事長付部長を務めている。1964年10月19日生まれの57歳。