TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【医薬品第二部会】β線で癌の疼痛を緩和‐新しい放射性医薬品を了承

2007年05月01日 (火)

 薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は、GEヘルスケア社が申請していた「メタストロン」(製品名はメタストロン注に変更予定)について、承認して差し支えないと結論した。骨転移癌の疼痛緩和を適応とする国内初の放射性医薬品。新規作用機序を持つことから、6月に開催予定の薬事分科会でも改めて審議が行われる。

 メタストロンの有効成分は塩化ストロンチウム(Sr89)で、効能・効果は「固形癌患者における骨シンチグラフィで陽性像を呈する骨転移部位の疼痛緩和」。ストロンチウムが癌の骨転移部に集積し、放出されるβ線が痛みを緩和するとされる。モルヒネなどの既存薬では痛みが取れない患者に投与する。

 治験症例数が少ないことから、一定期間、全例調査を実施することが承認条件として付される。なお、再審査期間は8年で製剤、原体とも劇薬に指定される見通しである。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術