創薬シーズと医療・開発ニーズをつなぐプラットフォーマーとしてmRNA創薬事業などを手がけるNANOMRNAは11日、商号を「NANOホールディングス」に変更した。同日の定款変更で金融分野への参入が可能となった同社は、同日付で完全子会社の投資会社NanоBridgeInvestment(NBI)を設立し、NBIとプライベートエクイティ投資会社のSBI新生企業投資が共同運営するファンドの組成に乗り出した。同ファンドは2026年1月以降、未公開創薬バイオベンチャーなどへの投資を開始する予定だ。
従来、創薬バイオベンチャーの主要な資金調達手段は新規株式公開(IPO)だったが、今年9月、東京証券取引所が30年以降にグロース市場の上場維持基準を見直し、「上場5年経過後に時価総額100億円以上」に引き上げる方針を発表。この影響で企業価値が100億円に満たない創薬バイオベンチャーが市場でIPOを通じて資金調達を行う難易度が高まると見られる。
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