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問われる企業哲学

2010年03月10日 (水)

◆国内製薬大手の動きが再び活発になってきた。第一三共が後発品市場に参入したのに続き、アステラス製薬が米OSIに対し、総額約3100億円に上るTOBによる敵対的買収を仕掛けた。アステラスのTOBは、武田薬品、エーザイが買収劇に打って出た癌領域、米国市場の獲得という動機は同じだ
◆第一三共はインドのランバクシーを買収し、新興国と後発品を一気に獲得する選択をした。その第一三共が国内GE薬市場に参入するのは、新興国で新薬を販売し始めたのと逆の構図で、複眼経営の一環である
◆今後の成長率予測から考えれば、グローバル展開の勝負は間違いなく新興国市場になる。そのために、日本発の国際製薬企業として、どんな哲学で新興国市場へ打って出るのかが問われる
◆エーザイの内藤晴夫社長は、各国で受け入れ可能なアフォーダブルプライシングという低価格策を披露した。これは新興国・途上国の医薬品アクセス問題に向き合う一つの企業哲学といえる。各社がいい意味で現地に受け入れられてこそ、真のグローバル企業となれるはず。その宿題を新興国市場は与えてくれている。



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