◆新薬創出・適応外薬解消等促進加算の適用状況が明らかになった。トップは抗てんかん薬のラミクタールや喘息治療薬のアドエアなどを擁するグラクソ・スミスクラインだった。抗てんかん薬のガバペンや経口抗菌薬のジスロマックなどのファイザー、抗精神病薬のセロクエルや過活動膀胱治療剤ベシケアなどのアステラス製薬がこれに続き、上位10社で加算対象の4割を占める状況だ
◆投資資金を早期に回収することが新加算の目的だが、開発力が比較的弱い製薬企業は加算が受けられず、さらに今回改定では長期収載品追加引き下げが行われるため、これら企業は弱体化していき、業界が2極化するのではとの憶測もあった
◆実際はどうなのか。確かに加算の対象品目数は大手が優位だが、中堅企業で要件を満たす製品も現れ、加算を受けた製薬企業の数は予想以上に多い印象を受けた
◆新加算試行は、企業規模にかかわらず特徴的な製品の開発を評価するという点で成功だった。恒久化できるかどうかはドラッグラグの解消にかかっている。中央社会保険医療協議会が再来年秋に行う検証まで、残された期間は長くない。
新薬創出・適応外薬解消等促進加算の適用で
2010年03月08日 (月)
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