◆ソニー生命保険が中学・高校生を対象に行った今年の「思い描く将来の意識調査」では、中高生共になりたい職業は公務員がトップとなった。不景気下でも安定した職業の強みが反映された形だが、市役所職員や警察官などが10代がイメージする公務員像だろう
◆自治体の薬務課職員など社会に不可欠な職種も公務員と認知している若者は多くない。職員が真摯に業務に向き合っていることを知るだけに、進路を模索する人に認知されづらい現状は残念だ
◆医師や看護師はなりたい職業の上位に入ったが、同じ身近な医療職種ながら薬剤師は圏外だった。医薬品医療機器等法改正により、健康相談対応や乱用の恐れがある市販薬の販売に一層の関与が求められることになった。職種を限定せず、薬剤師が住民に身近な職種とアピールできる機会が増えたとも言える
◆同調査では日本の将来を不安視する回答割合が年々上昇している。職場と大学には、薬剤師が将来も社会に求められ続ける職業と理解してもらう取り組みが求められている。
求められ続ける職業であるために
2025年08月20日 (水)
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