エーザイは、アルツハイマー病(AD)の疾患因子の一つと考えられるタウを標的に新たなAD治療薬として開発中の「E2814」(エタラネタグ)の第Ib/II相試験(被験者7人)で、同社が開発したタウ断片から構成させるバイオマーカーを投与から9か月後に90%減らしたことを確認した。第18回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)で発表した成果で、5日に開催したCTAD説明会で同社担当者の堀江勘太氏は、「E2814」の作用機序と効果に「自信を深めた」と話した。同バイオマーカーは血液検査も可能だという。
ADの疾患因子にはアミロイドβ(Aβ)とタウがあり、同社のレカネマブ(製品名「レケンビ」)はAβを標的としている。E2814はタウを標的とした抗タウ抗体で、タウの脳内の拡散を抑える作用が期待される。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。


















