◆OTC類似薬の医療保険給付見直しに向けた議論が話題になっており、先の参議院議員選挙では公約に掲げる政党もあった。浮いては沈みを繰り返してきた議論だが、今年は正念場を迎えそうな気配だ
◆軽疾患にOTC薬を活用した治療を推進するとしても、OTC薬の購入価格が保険適用のあるOTC類似薬の価格と同等、もしくは下回らなければ難しい。その意味で、民意はなかなか得られないのが現状ではないだろうか
◆これまでスイッチOTC化された製品も、店頭での販売時のハードルも高く、市場が爆発的に拡大しているわけではない。また、「医療用と同等の成分配合」という謳い文句も保険適用の処方箋医薬品の購入価格には勝てない
◆これまで日本医師会、日本薬剤師会などの医療職能団体は、保険適用外に対して反対姿勢を示しているが、エビデンスに基づいた見解がもう少し必要な気がする。こうした中でOTC類似薬の保険給付見直しの議論については最終的に政治決着となるのか、今後の行方に注目したいところだ。
OTC類似薬保険給付見直し、政治決着へ正念場
2025年08月18日 (月)
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