◆1年ほど前の夏、日医工に取材に行った際、ポロシャツにチノパンといった服装で笑顔で会話する社員を見かけた。かつてなかった明るさと軽やかさ。あれから約1年。変化は良い方向にあるようだ
◆同社含め相次いだ製造不祥事の一因は、コミュケーションの欠如、強すぎる上意下達、遵法意識・行為の欠如等の風土にあった。日医工はその後、生産部門長と信頼性保証本部長の定期工場査察、販売・操業計画会議の実施、工場長と社員の定期懇談と課題共有などに取り組んだ
◆業績、生産は急速に回復している。それは社内コミュニケーション、部門間連携が奏功していると見た。担当役員は「何のため働いているのか分からないとの意識は少しずつなくなっている。ちょっとした問題にも声を上げ、アイデアが結構出てくる」
◆岩本紳吾社長は「経営再建は途上だが、私ども(従業員)の再生ステージは終わりに近い」。不祥事で薬局に強い忌避感が広がった日医工。苦境にあった従業員の再生が経営と信頼の再生を後押しているように映る。
「再生ステージは終わりに近い」
2025年10月01日 (水)
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