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地方を救う薬局

2025年10月03日 (金)

◆先日、取材したある地方都市の薬局の社長から聞いた言葉が耳に残っている。「生産人口は減り続け、このままだと地方は駄目になる。健康寿命を伸ばして働ける人を増やすしかない。その役割は薬局が果たしていくべきだ」
◆日本は少子高齢化が加速し、働き手不足が深刻化している。ある調査では、2023年時点で既に189万人の働き手が不足しており、35年にはさらに384万人が不足するとの見通しが示されている
◆国は人工知能(AI)やICT技術を活用して労働生産性を上昇させるほか、女性や外国人、高齢者など多様な人材が働きやすい環境を整備する対策を示している。特に高齢者は人生経験が豊富で、この先も増え続けるとあって有力な働き手となり得る
◆この地方都市の薬局は、健康寿命の延伸に向けて、診療所や薬局、健康相談所などを一体化した複合施設を運営し、生活習慣病の予防から改善までワンストップで提供している。地方を支える存在になるために、薬局はさらに役割を発展させるべきだろう。



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