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予防医療の普及と保険適用の必要性

2025年08月04日 (月)

◆NCDs(非感染症疾患)に関するセミナーで、世界で年間4000万人以上がNCDsで死亡しており、死亡原因の4分の3を占めること、日本では死亡原因の8割以上がNCDsであること、そしてNCDsは予防可能であるにも関わらず、治療費全体の4%ほどしか予防に使われていないことが示された
◆OECD諸国はGDPの1割ほどを医療費に費やしており、人口増加が進む中で経済的に限界が近づいている。セミナーでは社会保険料を低減する上でも予防や早期発見が重要だと強く訴えられた
◆日本では、感染症疾患も含め病気にかかる前に実施する予防医療は原則保険適用外で、経済的事情から専門家による生活習慣の改善指導や、健康診断・人間ドックの受診などに対して消極的な人も少なくない
◆予防医療が普及すれば、医療費と介護費を年間計1兆円以上削減できるといった試算もある。長い目で見れば、予防医療を保険適用にすることで社会保険料の削減を実現できる可能性はある。検討の余地はあるのではないか。



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