キヤノンマーケティングジャパンは11月上旬に、キヤノン電子製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、“imageFORMULA DR-C350/DR-C340”を発売する。スキャナーの性能が向上しており、紙ベース業務のデジタル化の品質と生産性の向上が期待される。
 
新製品は、使いやすさと設置のしやすさを追求したコンパクトモデルのドキュメントスキャナー。使いやすさを追求した操作性や作業スペースを圧迫しないコンパクト設計、上位モデルである「DR-S350NW /DR-S250N」と同等の画像処理機能を搭載するなどの特長を有している。
操作性に関しては、業務ごとにジョブを設定することで、最大19種類の業務を番号選択だけで簡単に運用できる。ルールに沿った処理が自動で行われるため、作業の効率化とミスの防止が図れる。また、LCDパネルを搭載しており、エラー内容を一目で確認できるため、ユーザー自身が迅速に復旧できダウンタイムの短縮につながる。
コンパクト設計では、従来機と比べ本体体積を30%以上削減した新筐体を採用している。横幅はimageFORMULA史上最短の横幅となる283mmを実現。自治体の窓口や病院の診察室など限られたスペースに設置する必要がある場合でも、作業スペースを確保できるよう、これまで以上の省スペース設計となっている。
また、筐体はコンパクトにしつつもスキャン性能を向上させ、スキャン速度はDR-C350が50枚/分、DR-C340が40枚/分高速スキャンを実現しました。ADF※11原稿積載枚数も100枚※12に増加(従来機は60枚)し、さらにパスポートをキャリアシートなしでスキャンできるなど用紙搬送性能も向上している。
画像処理機能については、連携先のシステムで活用できるデータにスムーズに変換できるよう、これまで上位モデルに搭載されていた高度な画像処理機能を標準搭載している。これにより、OCRの認識精度が向上し、判読しづらい文字も鮮明に表示されるため、電子化業務の効率化を強力にサポートすることができる。
希望小売価格(税別)は、DR-C350が9万4000円、DR-C340が7万2000円。























