日本メドトロニックは、同社の治療抵抗性高血圧に対するカテーテル治療で使用するが、1月23日開催の中央社会保険医療協議会総会で、同社の「Symplicity Spyral腎デナベーションシステム」が3月1日からの保険収載が決定したことに伴い、同製品を用いた腎デナベーション(RDN)を、同日から販売を予定している。薬物療法のみでは十分な血圧管理が難しい高血圧患者に対する新たな治療選択肢として、臨床現場での活用が期待される。
同システムは、過剰に活動して高血圧の原因となる腎臓付近の神経に高周波エネルギーを供給し働きかけることで神経の過剰活動を抑え血圧を管理する手技。
鎮静後、医師は腎臓につながる動脈にカテーテルといわれる1本の細い管を挿入する。カテーテルが挿入されると、医師は腎臓につながる神経の過剰な活動を鎮めるため、システムにエネルギーを送出する。その後、カテーテルは抜去され、体内には何も残らない。
同システムは、現在、世界70カ国以上で商業使用が承認されており、これまで3万人を超える高血圧患者に提供されてきた。また、患者の最も重視する治療効果として「収縮期血圧の低下」と「効果の持続性」が挙げられ、治療形態よりも効果そのものを重視する傾向が示されている。
自治医科大学内科学講座循環器内科学部門の苅尾七臣教授は、「腎デナベーションは、薬物療法だけでは十分な血圧管理が難しい患者さんに対し、新たな選択肢を提供する治療法として期待されています。この治療が保険適用となり、同システムが臨床現場で使用可能になることは、日本の高血圧診療にとって大きな前進だと考えています」と述べている。















