◆コロナ禍では一部企業でリモートワークが導入され、地方移住の動きが注目を集めた。現在は完全出社への回帰が進み、首都圏への転入超過もコロナ禍前の水準に戻ったが、多くの県で転出が止まらず、地方と都市部の医療インフラ格差が広がり続けている
◆薬剤師の地域別偏在指標にもその実態が反映されているが、地方の薬剤師不足を解消するため、大学では地域枠入試制度の設置や人材確保に向けて自治体と連携する動きが活発になっている。明治薬科大学では、一昨年度に新設した地域枠に定員を上回る人数が志望し、越前宏俊学長は「志を持った人が受験してくれており、できる限り長く地域枠を継続したい」と手応えを語る
◆薬剤師不足地域に学生を派遣する文部科学省予算事業に参加する東海地区薬系4大学でも、実習を通じて地域医療に関心を持つ学生が着実に増えているという
◆都市部の大学は地方の若者を惹きつけてきたが、蓄積した知識と人材を地方のニーズに還元することが人口が急減する地方活性化のカギとなる。
地方活性化のカギ
2025年10月20日 (月)
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