
バイエルホールディングは8日、アジア太平洋地域(APAC)の営業責任者などを担当するアシュラフ・アルオウフ氏が9月1日付で社長に就任すると発表した。バイエル薬品の社長も兼務する。同氏は日本事業の経験を持つ。
トップ人事は、2024年1月からバイエル薬品社長を務めているイン・チェン氏の今月末日付の退職に伴うもの。アルオウフ氏は当面の間、医療用医薬品部門コマーシャルオペリレーションAPACの責任者、東南アジア諸国連合(ASEAN)代表の職務も継続する。
アルオウフ氏は、ハンガリー国立セゲド大学にて薬学修士号を取得。1998年にシエーリング(現ドイツ・バイエル)に入社し、これまでに医療用医薬品部門マレーシア代表、オーストラリア・スペシャルティメディスン事業部長、インドネシア代表等、医療用医薬品部門の要職を歴任。日本では2017年からバイエル薬品の循環器領域事業部長を務めた経験がある。