
7月の参議院議員選挙で2期目の当選を果たした薬剤師議員の本田顕子氏は、本紙のインタビューに対し、医薬品不足や薬局・薬剤師の偏在問題について「コメ不足問題と同様に、一般の人たちが関心を持って薬局や薬剤師の必要性を身近に考えてもらえるようにするのが政治の役割」と述べ、地域に貢献する薬局が評価される新たな仕組みが必要との考えを示した。一方、参議院厚生労働委員会の委員長に就任したことについては、「自民党が委員長ポストを譲った委員会がある中で厚労は守った。職責の重みを感じている」と思いを語った。
本田氏は2期目に当たって、「命と暮らしを守ることを軸に訴え、薬業界の代表として送っていただいたので、現場の課題解決に向けてしっかり政策実現していく」と抱負を語った。任期中の6年間で実施したい政策として、「薬剤師の賃上げ」「創薬」「医薬品の安定供給問題の解消」「AMR(薬剤耐性)対策」の四つを挙げた。
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