ブリストル・マイヤーズは、抗悪性腫瘍剤「スプリセル錠20mg、同50mg」(一般名:ダサチニブ水和物)を新発売した。
スプリセルは、イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病(CML)と再発・難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病を適応症とする新規チロシンキナーゼ阻害剤。癌細胞の増殖に関与するBCR‐ABL、SRCファミリーキナーゼなど、5種類のチロシンキナーゼのATP結合を競合的に阻害することにより、抗腫瘍効果を発揮する。
既に海外では、2006年6月に米国、同年11月に欧州で承認されて以来、50カ国以上で承認・販売されている。薬価は、「スプリセル錠20mg」が4565・20円、「同50mg」が1万793・30円。