持田製薬は、潰瘍性大腸炎治療薬の拡充を図る。既存の2製品に加え、6月に承認申請されたフェリング・ファーマの局所作用型ステロイド経口剤「FE999315」(一般名:ブデソニド)、開発後期段階にある日本イーライリリーの抗体医薬ミリキズマブの国内販売権を獲得した。潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患は、今後も患者の増加が見込まれている。同社は異なる作用機序の治療薬を揃えることで、軽症から重症までの治療提案の幅を広げる。
同社の重点領域である消化器領域強化の一環となる。潰瘍性大腸炎に適応を持つ製品には、炎症を抑える1日1回投与のメサラジン製剤「リアルダ錠」、バイオシミラーの「アダリムマブBS皮下注」がある。
「リアルダ」は重症を除く患者、「アダリムマブ」は既存治療で効果不十分な場合の中等症、重症の患者に対する治療薬。
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