ファーマエッセンシアジャパンは26日、骨髄増殖性腫瘍の一種の真性多血症治療薬「ベスレミ皮下注250μgシリンジ、同500μgシリンジ」(一般名:ロペグインターフェロンアルファ-2b遺伝子組み換え)について、6月1日に発売予定と発表した。国内物流・流通はスズケングループが担う。
適応疾患は、造血幹細胞中のJAK2遺伝子に変異が生じ、著しい赤血球の増加を来す。頭痛、疲労、脱力感、浮動性めまいなどの様々な症状が出るが、心筋梗塞や脳卒中などの血栓症を合併することがあり、同剤は新たな治療選択肢となる。
同剤は24日付で薬価収載された。同社の親会社は台湾にあり、日本で発売する最初の製品となる。
薬価(1筒)は、250μgが29万7259円、500μgが56万5154円。