3~5日に仙台市で開かれた日本医療薬学会年会のシンポジウムでは、薬剤師の卒直後研修のあり方をめぐって意見が交わされた。厚生労働省の関連事業を受託する日本病院薬剤師会の石井伊都子氏(千葉大学病院教授・薬剤部長)は、研修期間は1年とし、対象者は卒業生全員ではなく病院や薬局等への就職希望者とする見解を提示。山田清文氏(名古屋大学病院教授・薬剤部長)も同様の私見を示した。現在、厚労省が策定を進めている薬剤師卒後研修ガイドラインには、こうした方向性が盛り込まれる可能性がある。
厚労省は2021年度から3年間、薬剤師を対象にした「卒後臨床研修の効果的な実施のための調査検討事業」を実施。日病薬が事業を受託し、各病院で実際に卒後研修を行うモデル事業に取り組んできた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。