オリンパスは1日から、マウスなど小動物での疾患の進行や治療反応などにおける分子活動を観察し、定量化できる米ビゼン社の「蛍光分子トモグラフィー装置」(FMT装置=写真)と「in vivo近赤外蛍光試薬」の販売を始めた。
これらは分子活動を画像化して解析する分子イメージングシステムで、疾病研究や薬剤開発などに用いられる。オリンパスは両製品についてビゼン社と、日本での独占販売契約を締結し、今回の販売となった。
両製品は、オリンパスの生体観察システム「OV100」、体内を直接観察できるin vivoレーザ走査型顕微鏡「IV100」と組み合わせが可能で、細胞、組織から全身に及ぶ小動物の生体内の観察とデータ生成ができるようになると、オリンパスは説明している。
両製品は28030日に神奈川県横浜市で開催される「日本癌学会総会」で展示される。