長生堂製薬は、川内工場(徳島県)の不正製造に対する行政処分を受け、業務改善計画書をまとめた。不正を招いた原因の一つに品質保証に精通する人材の少なさや、製造部門と品質保証部門のコミュニケーションの欠如があったことが指摘されており、品質保証部門の機能強化を含めたGMP体制の強化に取り組むことになった。また、過大な受注により生産が逼迫しないよう生産計画の適正化を進めることにした。
GMP体制の強化の一環として盛り込んだ工場長、製造管理責任者の刷新は、2月に実施した。具体的には、工場長は生産部門担当役員が当面兼任、製造管理責任者には本社工場の業務改善経験者を登用し、本社工場長代理またはその経験を有する者を1人増員した。
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