久光製薬は、過剰な発汗を症状とする原発性手掌多汗症の治療薬「アポハイドローション20%」(一般名:オキシブチニン塩酸塩)について、約28日分の大容量18mL(17.28g)製剤を15日に発売する。
従来の4.5mL(4.32g)製剤は約7日分の容量であった。そのため通院頻度や容器廃棄物の面で課題があり、解決を求める患者の声に応え開発し、18日に承認取得した。薬価(1g)は543.70円で、1本当たり9395.136円。
容器にはバイオマス原料を使い、4.5mL製剤4本分と比較してプラスチック使用量を66%削減できるという。
同剤は原発性手掌多汗症治療薬として日本で初めて保険適用された。