厚生労働省の在宅医療および医療・介護連携に関するワーキンググループ(WG)は24日、2027年度開始の第8次医療計画(後期)に向け、在宅医療と医療・介護連携の体制整備に関する議論を開始した。訪問薬剤管理指導や24時間対応可能な薬局数など、現行計画で訪問薬剤管理指導に求める項目の実施状況が地域ごとにバラツキが見られる現状から、薬剤師構成員は、地域内で薬局が機能に応じて担う役割を調整する必要性などを指摘した。

各都道府県では24年度から第8次医療計画(前期)が実施されているが、高齢化に伴う将来的な在宅医療のニーズ増加に対応するためWGでは、▽前期における取り組みを踏まえた後期における在宅医療提供体制の整備▽質を担保した効率的な在宅医療提供のあり方▽在宅医療における災害時の対応――を検討することにしている。
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