エーザイと米バイオジェンは7日、早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」の維持療法向け皮下注製剤を米国で発売したと発表した。

製品名は「レケンビアイクリック」。初期治療18カ月投与後に行う維持療法が適応で、360mgを週1回投与する。オートインジェクター(自動注入器)製剤を腹部や太ももなどに当て約15秒で投与が完了する。
患者・家族としては通院機会が減り、医療機関としてはベッドの確保や患者見守りの負担が軽減される。
エーザイは、今回の維持療法における皮下注製剤は「長期投与継続のハードルが大幅に低下する」と指摘し、米国での2025年度売上高目標の400億円(24年度実績261億円)の達成を後押しする重要なファクターと位置づけている。