森下仁丹は、化粧品を販売するビューティケアの新会社を1 00%出資で設立する。現時点では今月中に事業を開始する予定。医薬品や健康食品、オーラルケア製品を製造販売する「ヘルスケア事業」、独自性を持つシームレスカプセルの受託製造事業である「カプセル事業」に次ぐ、同社の新しい事業領域に育成すべく力を注いでいく考えだ。
同社ではこれまで、「ビフィーナシリーズ」をはじめとする健康食品の通信販売顧客向けに、高機能スキンケア「ビフィーナBPSLAB(ビーピーエスラボ)」を販売する化粧品販売事業を実施してきた。同分野が今後も引き続き成長の余地が見込まれることから、ビューティケア事業の新会社を設立し、ヘアケア製品等の商材も追加するなど、化粧品事業領域を強化する。
新会社の商号は「エムジェイラボ」で、本社は東京都内に置く予定。今後は新会社を通じて、既存の通信販売ルートでの展開だけでなく、Web販売などの新しい手法を活用した新規顧客獲得に向けた販売促進活動を行う。まずは、化粧品事業売上高の従前ピークである7億円(2005年度)を目指す。