英グラクソ・スミスクライン発足から研究開発担当チェアマンを務めてきた山田忠孝氏が、6月1日付で退任することになった。同氏は、国際的な感染症防止プログラムにかかわる「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」のエグゼクティブディレクターに就任する予定。山田氏の後任には、英GSKシニアバイスプレジデントのモンセフ・スロウイ氏が内定した。
山田氏は研究開発部門のトップ。ニューヨーク大学で博士号を取得。ホルモン受容体の分子生物学を専門とした消化器専門医で、1994年に当時のスミスクライン・ビーチャムに入社した。04年1月には、日本人としては初めて英GSKの取締役会常勤メンバーとなった。