池田模範堂は、主力商品である夏のかゆみ止め薬と共に、冬の肌トラブルに対応した製品群について、昨年度から『冬にもMUHI(ムヒ)』をスローガンに掲げ、冬場の販促強化を行ってきた。今シーズンは、先頃新発売した乾燥性皮膚治療薬「リペアクト」(第2類医薬品)のTVCMを16日から全国で放映を開始し、冬場の潜在市場開拓に向けた訴求に力を入れていく。
特に冬場などは乾燥によって、すねの表面が魚の鱗のようにひび割れ、めくれ上がった状態になる“うろこ肌”に悩む女性が少なくない。新製品「リペアクト」は、単なる保湿だけでなく、乾皮症・角化症の原因に直接アプローチするクリーム。乾燥症状の悪化に歯止めをかけながら、正常な角質を作り出すことで、乾皮症の悪循環を改善する。
角化プロセスを正常化する「ヘパリン類似物質」に加え、ひび割れた角層を修復する成分「アラントイン」、肌細胞を元気にする「パンテノール」のトリプル処方(特許出願中)が特徴で、うろこ肌や粉ふき肌を修復するだけでなく、弱った肌細胞を元気にして正常な角層を作り出せるよう、角化プロセスを正すことで、乾皮症の悪循環を断ち切り、本来の健康な肌に導く。税込み希望小売価格は、35g入り1260円。
同社では秋冬に向けた商品として、ひび・あかぎれ治療薬「ヒビケア」「ヒビケアFT」、乾燥肌によるかゆみ治療薬「ムヒソフトGX(クリーム、乳状液)」(いずれも第3類医薬品)を発売しており、昨シーズンは『冬でもMUHI』をスローガンに販売強化に取り組み、着実な売上伸長に結びついたという。
今シーズンは「リペアクト」をラインナップに加え、新CM放映と店頭販促を通じ、さらなる需要獲得を目指す。池田嘉津弘社長は「今年のテーマは“冬の肌トラブルには部位別・症状別ケアを”とした。これまでおざなりにケアしていた冬の肌を、部位ごと・症状ごとに丁寧に修復することができることをアピールしていく。今後も冬場向け商品群の伸長に努め、近い将来には夏の商品群と肩を並べる、売上構成比50%にまで成長させたい」と期待を述べる。