日本OTC医薬品協会をはじめ、全国家庭薬協議会、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都薬剤師会、東京都医薬品登録販売者協会の薬業6団体は、13、14の両日、東京新宿駅西口地下にあるイベント広場で、「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」と題し、OTC医薬品に関する普及啓発イベントを開催する。今回の出展メーカーは32社で、各ブースで製品情報の提供や相談に応じるほか、模擬薬店を設置して薬剤師や登録販売者が一般用医薬品販売制度の周知を図る。また、薬剤師による薬相談コーナーや健康チェックコーナー、調剤体験コーナー(高園産業の協力)など、盛りだくさんの内容で、セルフメディケーションの重要性を啓発していく。
同イベントは、医薬品および薬剤師等の役割を広く浸透させると共に、セルフメディケーションに果たすOTC医薬品等の正しい知識や使い方の普及啓発、並びに一般用医薬品販売制度の周知を図るのが主な目的。新宿駅地下のイベント広場を会場に、2008年から行っており、今年で6回目となる。
今回は、前記の薬業6団体と日本一般用医薬品連合会との共催、厚生労働省、東京都、東京薬科大学の後援、くすりの適正使用協議会、東京商工会議所の協賛による開催となった。イベント実行委員会の委員長は、全国家庭薬協議会の柴田仁会長が務める。
OTC関連企業の出展は、佐藤製薬、イワキ、ユースキン製薬、翠松堂製薬、恵命堂、わかもと製薬、山崎帝國堂、三宝製薬、養命酒製造、興和、東京甲子社、大和生物研究所、湧永製薬、救心製薬、健康ビジネスインフォ、イスクラ産業、大正製薬、杏林製薬、ジェーピーエス製薬、ロート製薬、キンカン、大幸薬品、浅田飴、日野製薬、ゼリア新薬、玉川衛材、龍角散、武田薬品、イチジク製薬、ウチダ和漢薬、太田胃散、森下仁丹――の32社(ブース番号順)で、うち初出展は5社。
今回も、ドラッグストアの一本堂の協力を得て、会場内に模擬薬店を設置。薬事法改正による新販売制度の周知を図るため医薬品を展示し(空箱、陳列医薬品の販売は行わない)、実際の売場のイメージを訴求すると共に、薬剤師、登録販売者が薬の情報提供を行う。なお、会場内の各種イベントには、主催団体が派遣する薬剤師等の専門家、薬学生らがボランティアで対応に当たる。
会場内には、東京都薬剤師会による「薬局を探してみましょう!コーナー」、セルフメディケーション・データベースセンターによる「おくすり検索コーナー」、東邦薬品の「e健康ショップコーナー」など、実際にパソコンを使っての体験コーナー、さらには高園産業による「調剤体験コーナー」、ユースキン製薬による「ハンドマッサージコーナー」が設置される。
また、主催者コーナーとしては、各種測定機器を用意しての「健康チェックコーナー」、薬の歴史などを紙芝居で面白く、分かりやすく紹介するコーナー、昔の薬看板やポスター等を紹介する「懐かしいくすり展示コーナー」も設け、幅広くセルフメディケーションを啓発していく。
イベント開催時間は、13日(金曜日)が午前10時~午後8時、14日(土曜日)が午前9時~午後5時までで、入場無料。