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【厚労省/日赤】シャーガス病の抗体陽性例、輸血から感染認められず

2013年09月25日 (水)

厚労省・日赤が調査

 厚生労働省と日本赤十字社は、国内初のシャーガス病感染者の献血血液から作られた血液製剤が医療機関に出荷された問題で、これらを輸血された11人で抗体陽性者は認められなかったとの調査結果を、20日の血液事業部会安全技術調査会に報告した。調査会では、新たに2例目のシャーガス病の感染者が献血血液から認められたことも明らかにされたが、この患者は過去に献血歴がなかった。

 感染者は、厚労省がシャーガス病に対する安全対策を開始した昨年10月までに複数回の献血歴があったため、これら血液をもとにした血液製剤が医療機関に出荷され、患者に投与された可能性があった。実際に輸血を受けた患者は11人と判明。厚労省と日赤が遡及調査を行った結果、同意が得られなかった1人を除き、5人が死亡、5人が抗体陰性で、新たな抗体陽性者は認められなかった。


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