中央社会保険医療協議会は27日の総会で、今年度に実施する医薬品価格調査(薬価本調査)を行うことを決めた。この調査は、来年度の薬価基準改定の基礎資料を得ることを目的に実施されるもので、薬価基準に収載されている医薬品の品目ごとの販売(購入)価格及び販売(購入)数量を調べる。
調査客体は、販売サイド調査では保険医療機関・保険薬局に医薬品を販売する営業所等の全数で約4000。購入サイド調査では、病院が10分の1抽出の約900、診療所が100分の1抽出の約1000、保険薬局全数から30分の1抽出した約1600である。
同じく、今年度に実施予定の特定保険医療材料価格調査も了承された。
両調査とも価格に影響を及ぼすとの理由から、調査実施時期は公表していない。