三共は、塩酸テルビナフィン配合の一般用水虫薬「ラミシールAT」シリーズから、女性が選びやすいピンクと白を基調とした新パッケージ品を新発売した(写真)。2004年2月から発売している「ラミシールAT」は順調に推移しているが、水虫に悩む女性が多いにもかかわらず、女性は水虫薬購入時の恥ずかしさもあって、男性に比べて購入比率が低かった。同社では店頭で手に取りやすく、購入しやすい新包装品を投入し、シェアアップを目指す。
三共が行った15059歳の女性約1万人を対象とした調査では、女性の約3人に1人が水虫を経験していることが分かった。また水虫薬に対する剤形使用率は、女性ではクリームと液が高かったことから、新包装品もクリーム・液剤の2剤形を用意した。1日1回投与で殺真菌効果が24時間持続する。税込み希望小売価格はクリーム、液とも10g2205円。
パッケージには、提携先であるノバルティス社がグローバルデザインとして使用している足型について、女性使用のシンボルマークを用いた。今後は既発売の青の「ラミシールAT」、新発売のピンクの「ラミシールAT」ともに、このシンボルマークを前面に出した広告宣伝と店頭展開を図っていく。
3月からは元サッカー日本代表の福田正博を起用した「ラミシールAT」のCMも放映の予定。