欧州製薬団体連合会(EFPIA Japan)は、新会長にカーステン・ブルン氏(バイエル薬品社長)を選出した。今月10日付で就任する。副会長のフィリップ・フォシェ(グラクソ・スミスクライン社長)と鳥居正男(日本ベーリンガーインゲルハイム会長)の両氏は留任し、新会長をサポートすることになる。
就任に当たってブルン氏は、「日本医療改革、患者の質の高い医療のアクセス確保、イノベーションを評価する環境づくりを支援していく。また、今後も研究開発型製薬企業と、様々なステークホルダーとの対話を通じ、協力的な交流を推進していく」とコメントしている。
ブルン氏は、1970年・ドイツ生まれの44歳。96年にドイツのフライブルグ大学で薬学修士号を取得し、99年には同大で化学博士号を取得している。96年にドイツ・イーライリリー社入社後、05年にスイス・ノバルティス社、ボシュロム社などを経て、11年にバイエルヘルスケアに入社し、13年に同社日本代表兼バイエル薬品社長に就任している。