第29回日本医学会総会が11~13の3日間、「医学と医療の革新を目指して―健康社会を共に生きるきずなの構築」をメインテーマに京都市内で開催され、少子高齢化に対応する医学・医療構築を目指し活発なディスカッションを展開した。関西6府県でのプレイベントなど、従来の1都市開催ではなく初めてのオール関西エリアでの開催となった今回の総会では、関西エリアそれぞれが有するライフサイエンス分野の特徴を生かしながら、医学・医療分野のみならず、他産業との連携による新産業創出を模索。加えて、医療関係者、一般市民が一堂に会して「健康社会づくり」についてディスカッションし、最終日にはその集大成として「健康社会宣言2015関西」を発信した。
皇太子殿下出席のもとに執り行われた開会式では、高久史麿医学会会長が「第29回総会は、井村裕夫会頭の英断でオール関西での開催となった。第28回総会は、東日本大震災のために極めて小さなものとなったが、8年ぶりに本格的に開かれる今回の総会は極めて意義深い」と開会の辞を述べた。
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