演題
「プロジェクトベースでの大学発基礎研究成果からの医薬開発を目指す新規アプローチ‐アルツハイマーシーズの取組紹介‐」
講師
長谷川国際特許事務所 弁理士 中谷 智子氏
日時
2015年6月26日(金)14時00分~15時30分(受付開始13時30分)
ネット・ワーキング 講演終了後~16時30分
場所
文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
(東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階)
講演趣旨
健康・医療戦略(平成26年閣議決定)において、世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進が掲げられ、基礎的な研究開発から実用化のための研究開発までの一貫した研究開発の推進が言及されています。
ここで、特に創薬分野においては、候補物質決定からの成功確率が約3万分の1ともいわれる低さが知られており、その前段階である基礎研究での知見が創薬に結びつく可能性は更に低くなります。したがって、製薬会社が自社開発品として採用可能なレベルまでアカデミアで開発が進展するような支援施策の必要性から、独立行政法人日本医療研究開発機構の(AMED)創設などがなされています。
特に医薬品開発の成功確立の低さから、AMEDにおける切れ目のない支援の対象となり得る優れたシーズをいかに増加させていくかが重要となります。
しかし、一方で、医薬品開発の目標は製造販売承認を得ることであることから、候補物質が決定した場合には実施すべき工程は明確化しやすいと考えられます。本講演では、優れた大学の基礎研究成果に対して、医薬開発経験者、VC経験者、弁理士、公認会計士などがチームを組んでアカデミアを支援することにより、プロジェクトベースで基礎研究成果を医薬開発プロセスへ乗せる新たなアプローチについて御講演いただきます。
講師経歴
東京工業大学生命理工学部生物工学科卒業。三共株式会社入社。2年間研究所勤務の後、知的財産部配属となり、国内外対特許庁手続、特許戦略の策定、研究所支援等に携わる。その後、清水国際特許事務所、株式会社トランスサイエンス(バイオ系VC)を経て、2005年から長谷川国際特許事務所にてバイオベンチャーの知的財産戦略支援を中心として広く知的財産に関する問題を取り扱っている。
講演内容についてのお問合せ先
科学技術・学術政策研究所 第3調査研究グループ(担当:新村)
Tel:03-3581-2419
e-mail:kazuhisa.shinmura@nistep.go.jp
講演会の参加申込先
科学技術・学術政策研究所 第3調査研究グループ(担当:伊集)
Tel:03-3581-2419
e-mail:seminar-3pg01@nistep.go.jp
*件名に「6/26講演会」、本文に御氏名・御所属のご記載をお願いいたします。
申込み締切り
2015年6月24日(水)17時