
ピップは、塩素のニオイが気にならず、空間除菌効果が長期間持続する「ウィルリセット置き型ゲルタイプ」を新発売した。取り扱いが簡単な新タイプの空間除菌製品で、塩素のニオイを除去する香りは「フローラルな香り」と「フルーティーな香り」の2種類があり、6~8畳の空間の菌やウイルスに対する高い除菌性能と、約2カ月間効果が続くのが特徴。同社では日常的な空間除菌意識の高まりに加え、高齢者や乳幼児のいる家庭などでの“かぜ予防”対策という面で、需要を喚起していきたい考え。
同社が行った2012年4月~16年3月の調査では、空間除菌市場は13年の鳥インフルエンザを契機に急成長し、16年3月では対12年比で147%、前年対比で110%と伸長しているという。
その一方で、「置き型タイプの既存商品の使用者の中には『塩素のニオイが強い』『塩素のニオイが嫌い』といった不満の声も多く聞かれる」(同社)という。そこで新発売の「ウィルリセット置き型ゲルタイプ」では、発生した二酸化塩素のニオイを“香りのタブレットでマスキングする”という、ピップ独自の機能を付加した。
既存の置き型タイプの空間除菌製品は、粉末の二酸化塩素発生剤を本体の液体に入れ、発生した二酸化塩素が浮遊ウイルスを低減するという仕組みなのに対し、「ウィルリセット置き型ゲルタイプ」は、ゲル状本体にタブレット状の発生剤と香りタブレットを置くだけなので、粉の飛び散りや吸い込みの危険、液体がこぼれる危険も防ぐので、安全で簡単に使用できる。
また、発生剤をタブレット仕様に設計したことで、発生剤が徐々に溶け出して、約2カ月にわたって一定濃度の二酸化塩素を発生させるため、長期間の除菌性能を可能にした。使い切りタイプでオープン価格。
「ピップエレキバン」にかわいいデザインが追加

同社の主力ブランド「ピップエレキバン」からは、ポップでキュートなデザインで、見えない箇所に貼って“かわいい下着感覚”でコリケアを楽しめる「ピップエレキバン130mT24粒デザインバンソウコウ」がシリーズに加わった。
磁気治療器「ピップエレキバン」の主なユーザー層は40~60代女性だが、今回の「デザインバンソウコウ」は20代の肩コリなどに悩む女性をターゲットとした。その理由は、20代女性はエレキバンに限らず、コリケア自体を「知られたくない」「見られたくない」という意識があるため。
そこで「ピップエレキバン」の磁気による血行改善効果はそのままに(同品は磁束密度130ミリテスラの磁石を使用)、貼る瞬間、貼っている間も気分が上がるような、1シートで6種類のポップでキュートなデザインバンソウコウを採用。「同じ貼るならかわいいものをつけたい!」というニーズに応えた。既存品と同様、肌にやさしいバンソウコウを使用し、臭わないので外出時も気にせずつけられる。オープン価格だが、参考売価は1100円前後。