ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(マツキヨHD)は、調剤事業を専門に展開する子会社のマツモトキヨシファーマシーズ(千葉県松戸市、加藤正実社長)を通じ、今月から薬剤師の人材派遣・紹介サービスをスタートした。マツキヨHDでは、今期のグループ重点戦略の一つとして「調剤事業の強化、拡大」を掲げ、各種の取り組みを強化している。その主要なテーマである「ヒューマンリソース事業推進」の一環として、マツモトキヨシファーマシーズが新規事業として一般労働者派遣事業および有料職業紹介事業の許可を取得した。
調剤薬局業界を取り巻く環境は、異業種の参入やM&Aによる規模拡大など、競争が激しさを増している。その一方で、「かかりつけ薬剤師・薬局の推進」「健康サポート機能」「高度薬学管理機能の強化・充実」といった専門性の拡充が求められており、薬剤師の業務は単に薬を処方するという対物中心の業務から、さらに患者に寄り添った“対人業務”へとシフトしてきている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。