グラクソ・スミスクライン(GSK)と大正製薬は21日、パッチタイプの禁煙補助剤「シガノンCQ」を「禁煙時のイライラ・集中困難・落ち着かないなどの症状の緩和」の効能・効果をもつOTC医薬品として、16日に厚生労働省から承認を取得したと発表した。今後、輸入通関の手続きや日本市場向けのパッケージなどを行い、今夏の発売とプロモーションの開始を予定している。
承認された「シガノンCQ」は、ニコチンを主成分とする貼付剤。一定量のニコチンを皮膚から継続的に供給することで、禁煙時に出現するイライラや集中困難、落ち着かないなどのニコチン離脱症状を緩和し、禁煙を成功に導く。
GSKが製造を行い、大正製薬が発売元として全国の薬局・薬店を通じて販売する。
「シガノンCQ」は欧米などで1990年代から販売されており、世界のOTC医薬品におけるパッチタイプの禁煙補助剤市場で40%のシェアを占めている。