ファイザーは、ALK阻害剤に抵抗性、または不耐用のALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)を適応としたALK阻害剤「ローブレナ錠25mg・同100mg」(一般名:ロルラチニブ)を新発売した。
同剤は、既存薬で効果が得られなくなった変異型ALKに対しても効果が見込まれる第3世代のALK阻害剤。
ALK阻害剤をめぐっては、2012年に同社が「ザーコリ」を発売して以降、合計3剤のALK阻害剤が上市され、治療選択肢が広がっているが、遺伝子の耐性変異により既存薬で効果が得られなくなるといった課題が生じている。