オージー技研は24日、座位タイプの入浴機器(機械浴槽)「Adagio Side in/HK‐5250」を発売する。同製品は、多彩な機能を装備することで、介護する人・される人の両方にやさしい、「これからの入浴」の形を提案している。
深刻化する高齢化と介護人材不足の中、入浴介助の現場でも“安全・尊厳・効率”の全てが求められている。
同製品は、座位タイプの入浴機器では今までなかった「横から浴槽に入るスタイル」を採用しており、入浴者の尊厳に配慮しつつ顔を見ながら介助できる。また、介助者の幅広い視野を確保し、入浴者の様子を見守り、目を合わせて声をかけながら、簡単なパネル操作で給湯や排水などが行える。
介助負担を軽減するため、昇降式車いすは、洗身時には幅広のフルフラットに、搬送時は車いす型にと、状況に合わせて変形することができる。
浴槽と車いすを横からドッキングさせることで、省スペース設置を実現。最小3m?3mの浴室に設置できる。浴槽内の塩素濃度を自動的に測定し、測定結果を液晶パネルに表示することで、薬液投入のタイミングを分かりやすくサポートする。肩掛け専用のノズルを装備することで、方から足元まで全身をしっかり温められる。