
エー・アンド・デイは6日、「隠れ高血圧」ともいわれる仮面高血圧や、睡眠時の高血圧の発見に有用な上腕式ホースレス血圧計「UA-1300BLE」を発売する。
同装置は、血圧計本体とカフをつなぐホースがなく、薄型でコンパクトなので収納や持ち運びに便利で、家庭だけではなく、外出先でも測定しやすいホースレスかつコンパクト仕様となっている。また、睡眠中も含めて24時間いつでも血圧測定ができ、さらに測定時の動作音が小さいため、睡眠中の邪魔になりにくい配慮設計となっている。
Bluetooth通信でスマートフォン向け専用アプリ「A&D Connect ヘルスケア」にデータを転送することにより、SNSによるデータ共有やクラウド上の健康管理サービスとの連動が可能となるなどの特長を有している。
仮面高血圧は「隠れ高血圧」ともいわれている。病院の診察室などで医師や看護師が測定した血圧は正常範囲内であっても、家庭などで測定すると血圧が高い状態のことを指す。この場合、診察室では正常値のため高血圧と気づかれないこともあり、本来の血圧の状態が隠されているという意味から仮面(masked)高血圧と呼ばれるようになった。
夜間(睡眠)高血圧について自治医科大学内科学講座循環器内科学部門の苅尾七臣教授は、朝の血圧がコントロールできていても4人に1人は夜間(睡眠)高血圧で、睡眠中の高血圧は脳卒中の発症リスクが高くなるとの研究結果を発表している。
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