八戸薬剤師会は八戸歯科医師会、三戸郡歯科医師会との間で、院外処方箋における抗菌薬の処方変更で、薬局から歯科診療所への照会を不要とする事前合意プロトコルの合意書を締結し、11月1日から実施する。第1群歯周組織炎、第2群歯冠周囲炎の第1選択薬はペニシリン系薬剤となっているが、歯科診療所から院外処方箋を応需した薬局が流通量の比較的多いマクロライド系のクラリスロマイシンを選択できるようにした。医薬品供給不足が長期化する中、地域薬剤師会と地域歯科医師会が共同して地域フォーミュラリを運用する動きは始まっているが、院外処方箋の処方変更で疑義照会を不要とする事前合意プロトコルを締結するのは珍しい。
医薬品の供給不安は医療機関や薬局のみならず、歯科診療所にも波及し、必要な抗菌薬を入手できない状況に直面している。薬局会員が圏外含め107%と組織率が極めて高い八戸薬剤師会は、地域医薬品提供体制の整備に取り組んできた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。





















