【ニプロ】日本国内で支社制を導入

　ニプロは来年4月1日付で、日本国内で支社制を導入する。国内事業部、医薬事業部、バスキュラー事業部において、東日本、首都圏、中部近畿、西日本の4支社を設置する。

　同社が今年5月に公表した中期経営計画では、「医療のニューノーマル創造」を掲げ、医療現場のニーズに応える製品開発を成長戦略の中核に据えている。このため、製品の企画・開発から生産・販売までを一貫して担う体制を強化するため今回、支社制を導入し、地域ごとに医療現場の声をよりきめ細かく収集し、患者や医療従事者に貢献できる製品開発を加速させていく。

　加えて、次世代の経営人材の育成や運用コストの最適化を推進し、従業員一人ひとりが新たな挑戦を通じて成長を実感できる環境を整備していく。

　こうした取り組みによって、簡潔で実効性の高い組織体制へ進化させ、持続的な企業価値向上と強靭な経営基盤を築いていく。