日立製作所は3日、科学技術振興機構(JST)のムーンショット型研究開発事業 目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現(プログラムディレクター:北川勝浩氏)」第2期(2026~30年度)の研究開発プロジェクト「誤り耐性シリコン量子コンピュータの技術開発(プロジェクトマネージャー:樽茶清悟氏)」および「中性原子型誤り耐性量子コンピュータ(プロジェクトマネージャー:大森賢治氏)」に参画すると発表した。
前者プロジェクトでは、理研と供に誤り耐性シリコン量子コンピュータの実現に向けて、28年度までに100量子ビット、30年度までに1000量子ビット規模の誤り耐性量子ビットデバイスの開発に取り組む。その中で、同社はデバイスの設計・試作・検証およびシステムインテグレーションに関する技術開発を担当する。
後者プロジェクトでは、同社は分子科学研究所が開発する中性原子型量子コンピュータを前提としたシステム性能評価ソフトウェアの開発に取り組み、実機のシステム設計や運用方針の検討に貢献していく。さらに、後者プロジェクトの成果を前者プロジェクトにも展開し、方式横断で活用できる評価・運用の知見として蓄積する。
同社研究開発グループ技師長の水野弘之は、「20年度から25年度までの前半5年間のムーンショット型研究開発事業に続き、26年度からの後半5年間の同事業にも参画します。量子コンピュータを社会実装し、顧客に量子コンピュータでしか実現できない価値を提供するためには、将来的な100万量子ビット級へのスケールアップを視野に入れた研究開発が重要となります。そこで、日立が有する半導体技術およびシステム化に関する知見を活かし、特に大規模化に優位性を有するシリコン量子コンピュータと中性原子型量子コンピュータの2プロジェクトに参画します。さらに、関連する他のプロジェクトとの連携を通じて、誤り耐性型量子コンピュータの実現を加速していきます」とコメントしている。
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