日本メドトロニックは1日、細径の除細動リードである「OmniaSecure MRIリード」を発売した。植込み型除細動器(ICD)および両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)患者に対する治療の安全性と有効性を高めるための選択肢となることが期待される。
除細動リードには、患者の生涯にわたり数億回に及ぶ心拍動に追従する柔軟性と高い耐久性が求められている。一般に、従来の除細動リードは径が大きく、静脈閉塞や三尖弁逆流などの合併症リスクが指摘されている。
今回発売された製品は、細径化により、これらのリスク低減を目指して設計されている。高い信頼性で長年にわたり使用されているSelectSecureリードを設計基盤とし、耐久性を追求しつつ外径4.7Fr.(約1.6mm)という細さを実現している。
また、従来の除細動リードは、リードの内腔にスタイレット(リードの芯)を通すことで目的部位に留置されていたが、同製品はデリバリーカテーテルを用いて留置でき、従来法よりもシンプルで正確なリード留置を可能にしている。
国立循環器病研究センター不整脈科の部長である草野研吾氏は、「同製品は4.7Fr.という細さと構造的な強度を兼ね備えた製品で、患者さんの生涯におけるリード関連の合併症リスクを軽減することが期待できます。また、デリバリーカテーテルによるリード留置が可能であるため、より安全な手技が可能になると考えています」と述べている。


















